「「スタッフが辞めない理由」と「お店を支える店長の育て方」 サロンづくりのスペシャリストが語るオンラインセミナー実施」は、2021年9月14日(火)の17時にファンくるにて無料のウェビナーとして開催されました。
このウェビナーでは千葉を中心に美容室「hair brace」、メンズサロン「THE DAY cut&culture shop」、アイラッシュサロン「asot eye design」など7店舗を経営されている株式会社ブレイス 代表取締役社長 鈴木 淳也 氏にご登壇いただき、
- 新卒採用スタッフが離職しないお店作りの秘訣と大切にすべきポイント
- 明日から取り入れられる具体的なアクション
などをお話いただいています。
なおこちらのウェビナーはアーカイブで全編閲覧することができます。
この記事ではまとめきれていないより詳しく具体的なお話もあります。
他社がどのような取り組みを行っているか興味があるという方はぜひご覧ください。
このウェビナーは人が辞めない美容院の作り方を知りたい方におすすめです
「「スタッフが辞めない理由」と「お店を支える店長の育て方」 サロンづくりのスペシャリストが語るオンラインセミナー実施」は、以下のようなお悩みをお持ちの方におすすめのウェビナーです。
- スタッフがすぐに離職してしまい、常に人材不足になっている
- 複数の店舗展開を考えており、お店を任せられる店長を育てたい
- 生涯顧客に繋がる、指名本数が多い理由が知りたい
このウェビナーは株式会社ブレイス 代表取締役社長 鈴木 淳也 氏にご登壇いただきディスカッション形式でお話を伺っています。
長く働いてもらうために、そもそも価値観の合わないスタッフは会社に入れない
厚生労働省のデータを見ると美容師の離職率は、1年で50%、3年で80%、10年で92%と言われている一方で、ブレイスの直近2年の新卒の離職率は脅威の0%!
ここ5年で見ても10%~12%程度と低く、ブレイスで採用した新卒はほとんど辞めなくなったそうです。
それでも辞めてしまうスタッフはいるそうですが、彼らはお店を移るのではなく、美容師そのものを辞めてしまうケースが多いそうです。
ブレイスは新卒採用をメインとしていることもあり、新卒を育てて大きくしていくために教育が一番大事と考えて、集客より力を入れてきたそうです。
また、社内イベントを多く開催し、
- スタッフ同士に共通の体験を増やして関係性を積み上げていく
- 経営陣とスタッフや先輩後輩の距離を縮め、悩みを相談しやすい環境を作る
ようにされているとのこと。
実際にコロナ前は毎月、入社式、社員旅行、ゴミ拾い、バーベキュー、ハロウィンパーティー、運動会、忘年会と何かしらスタッフが集まるイベントを実施されていたそうです。
こういったイベントが理由で辞めるスタッフが出ないよう、そもそもイベントに参加したくないなど、ブレイスの価値観と合わないスタッフは採用しないようにしているとのことです。
ブレイスが新卒採用に注力しているのはブレイスの色に染めやすいから
ブレイスの採用は基本的に新卒採用メインで行っているそうです。
ここ1、2年でスタッフの紹介による採用も増えているそうですが、それまでは求人広告などは一切使わず、学校廻りをして新卒採用を行っていたため、採用コストもほとんど掛かっていないとのことでした。
中途採用ではなく新卒に力を入れる理由は、
- 新卒はブレイスの色に染めやすく、中途は染めづらい
→中途採用のスタッフは違うお店で学んだ技術も多く持っていたり、考え方もこれまでに様々な影響を受けていることが多く、教育コストが逆に高くつくケースも多い - 新卒の教育コストが低くなっており、中途採用よりコスパが良い
→以前と異なり新卒がスタイリストになるまでの時間が短くなっており、比較した際に中途採用よりコスパが良いケースも多い
すでに他社の色に染まってしまっているスタッフではなく、最初からブレイスの色に染めていくことで、長く働いてくれる、優秀なスタイリストを育てることができると仰います。
また、新卒が入社して最初の三か月の研修で、美容師としての技術以外に人間力の上がる講習を10回くらい社長自ら担当されるとのこと。
ここで、毎年作っている経営計画書を元に、会社の理念、ミッション、各店舗の事業理念、役職における役割なども含めて新卒の子にしっかり伝えられているそうです。
最初の段階でどんな会社か?求める役割は?などしっかり伝えることで、会社とお店とスタッフ間のミスマッチを防ぐからこそ、離職率は下がっていくと鈴木社長は仰います。
1年生、2年生、ジュニアスタイリストが辞める理由はそれぞれ違う
新卒~3年目程度のスタッフは、どうしても目先のことで辞めたいとなるケースが多いそうです。
- 同僚と差がついてしまった
- 後輩に技術で抜かされそうになってしまっている
などなど、5年、10年とやっていると、そういう時期もあると流せるようなことでも、彼らにとっては辞める辞めないを悩むほどに大きくなってしまうことも。
そのため、なるべく早めに先輩が後輩の悩みを解決したり、鈴木社長自身が開催している勉強会で伝え、解決するようにしているとのことです。
また、お店の中で人によって言っていることが違うと、特に若い子たちは迷い、不満を感じたりお店の中に変な派閥ができてしまうなど、離職が増えることに繋がると鈴木社長は仰います。
そのため会社やお店としてのルールは経営陣がきっちり決め、交通ルールと同じように明確にしていくことが大切とのこと。
また、新しいルールを設ける際には、なぜそのルールが必要なのか?を詳しく説明して、スタッフも納得してくれるように社長自ら伝えているそうです。
客単価や売上は見ずに、指名が多い人を評価するようにしている。
お店の単価を決めるのは社長の仕事。
こちらのウェビナーはアーカイブでより詳しく見ることができます
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